第13話 − 「スゥの災難」
『非登録物発見。識別<複合ゴミ>』
『・・・。』
『連絡済み・・・除去対象外。』
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
「マスター。」
「今度は大丈夫だったみたいね。」
「なんか腑に落ちないんですけど?」
「でも、眠れたでしょ?」
「他に方法は無かったのですか?」
「・・・」
「なぜ目を反らすんです?マスター。」




それはさておき。




スゥ
よしこ
たまえ

スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
「ただいま〜。」
「ぼく、ジュース飲みたい!」
「私はそれにケーキも付けてくれたら十分。
 あ、イチゴ乗っかってるやつ希望。」
「帰れ!お前ら。」
「マスタ〜」
「・・・なに?ネコミミなんか付けて。コスプレ?」
「違いますよぉ・・・。」

スゥ

ぱふぇ
「スゥちゃん〜。次はこの・・・あらあら?」
「げっ!姉貴!!」
「あらぁ?!スゥちゃんが・・・二人?!」
「この方がいきなりやって来て、ネコミミとか服とか・・・」
スゥ
ぱふぇ
スゥ



スゥ
よしこ
たまえ

スゥ
「じゃ。ぱふぇ、後よろしく。」
「あっ!マスター!!」
「何のためにあんたをあたしに似せてると思ってる?!
 こういう時の替え玉として・・・」
「あらあら、逃げますのね?」
 良いんですよ?代わりに皆さんにばらすだけですから。『アレ』とか。」
「うぅっ・・・!」
「なに?『アレ』って?」
「知りたーい。」
「え〜と〜例えば〜。スゥちゃんね〜、小さい頃ぉ・・・」
「いーーーーやぁぁぁぁぁ!やめてぇぇぇぇぇぇぇ!!」

スゥ

スゥ

スゥ
ぱふぇ

ココロ
ぱふぇ
ココロ
スゥ
「・・・うふ。スゥちゃんやっぱり似合う〜。チアネコさんコス〜。」
「しくしくしく。」
「おうちに帰ったら、新しく新調したママのお手製ドレスも着てね?」
「だから・・・だから家に居たくねーのよぉー!!」
「・・・ワタクシはばらしても問題ございませんのよ?例えばお食事中に」
「ごごごごめんなさいおねーさまぁ!」
「あのぉ、ところで冷蔵庫漁ってらしたこちらの方は?」
「ああ。ワタクシの親友のココロさんです。」
「ども、ココロっす。いや、なんか小腹空いちゃったもんで。」
「すみません。ただいま、パフェの材料を買いに出しておりますので。」
「あーいやっお構いなく。」
(帰れ〜!お前ら全員帰れ〜!)
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
「出番がー!出番が減るー!!」
「キャラ増えたからね。」
「ムキーッ!主役を差し置いてーーー!」
「だから、その考えがそもそもの間違い・・・」
「ぼく#1なんですよ?!商品番号!」
「いや・・・現実での話されても・・・」




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