ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ |
「ねえ、マスター。知ってましたか?」 「・・・何が?」 「冬のこの時期って、虫の活動が一番鈍るんですよ?」 「・・・ふ〜ん。」 |
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ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ |
「活動が鈍る、と言うことは繁殖活動も鈍るわけで。」 「・・・それで?」 「それはつまり、駆除がもっともし易い時期って事なんですよ!」 「なるほど・・・でもそれって」 |
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「お前が引っ張り出してきたその でっかいチェーンソー とは何の関係もないよね?」 「・・・・・・使っちゃダメですか?せっかく作りましたのに。」 「ダメに決まってるでしょ。なんでゴキブリ駆除ごときにこんな物が必要なのよっ?!」 「だってぇ〜、あいつらすぐ冷蔵庫の裏とか物陰に隠れちゃうんですものぉ〜。」 「だから邪魔物片っ端からぶった切って追っかける・・・ってか?」 「大きな目的を達するためには、少々の犠牲には目をつぶらなきゃダメなんです!」 「・・・建物一戸失うのは大きな犠牲と呼べないのか?」 「そんな・・・・・・分かりました。」 「あ、ああ。分かればいいんだよ・・・? 今回はやけに素直だな?っておい!」 |
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ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ |
「・・・今度は何ですか?」 「何ですか、じゃねえわ!何よ、その手にしたデカ物は?!」 「これですか?・・・・・・殺虫剤です。」 「うそつけぇ!んな凶悪な形したやつがあるかぁ〜!!」 「こっこれは!噴霧器なんですよ!」 「ほほぉ〜?高々4畳半如きにそんなサイズの物使う、とでも?」 |
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ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ ぱふぇ |
「でっでも確実に標的を消滅してくれますよ?!」 「・・・標的以外はどうなる?」 「え、えとぉ・・・大丈夫です!家2,3件ぶち抜く程度に威力は弱めて」 「不許可じゃあ!」 「そんなぁ〜!」 「ロボットのくせにベソかくな!」 「だってだって・・・」 |
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萌 |
「ああ、ぱふぇちゃん・・・スゥちゃんにあんなに怒られちゃって・・・ ・・・はっ!いけないわ。心霊研究クラブ所属のワタクシとしたことが。 ロボットになんか同情しちゃうなんて、そんな・・・でも・・・でも・・・ この胸の高鳴りは・・・これは・・・」 |
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萌 スゥ 萌 スゥ ぱふぇ スゥ |
「ああっ!これってもしかして、恋?!いやぁ〜ん♪」 「お取り込み中悪いけど、いきなり妄想で気色悪いこと喚かないでよ? しかもこんな所にわざわざ仕切りまで立てちゃってさ・・・」 「いけないわっ!妹似の子と禁断の愛に目覚めるなんて!!」 「おーい?もしもーし。聞いてるー?!姉貴〜?」 「・・・じゃあ、いまのうちに駆除を」 「姉貴ー、帰ってこーい。ってぱふぇ!お前は何もするな!おい、コラ?!」 |