第24話 − 「ばーじょんあっぷ・・・?」
ココロ
よしこ
「へぇー。よしこちゃん、初代のアイボ持ってるんだ?」
「うん。発売日にお父さんが頑張って買って来たんだ。」
ココロ
よしこ
ココロ
よしこ

ココロ
よしこ
ココロ
「犬型のだろ?確か。」
「でもすぐ壊れちゃって、修理に出したんだけどまたダメになっちゃって。」
「で、スゥちゃんに頼んでみたんだ?」
「ぱふぇちゃん作れるくらいだしねえ。
 で、今日取りに行く日なんだけど、出来てるかな〜。」
「しかし、何で今頃?」
「ほら。この間スゥちゃんとこで別の奴見たじゃない。それで思い出してね。」
「ふ〜ん・・・。」
よしこ

ココロ

「・・・・・・」

よしこ
ぱふぇ
よしこ
ココロ
ぱふぇ
ココロ
よしこ
アイボ〜?!
「あ、よしこさん。」
「ちょ、ちょっ!僕・・・アイボ?!」
「ま、まあ落ち着け、これがよしこの奴なわけないだろ?!」
「これで〜す。」
「・・・・・・あ、そ。」
「でっかい!でか過ぎ!!」
ぱふぇ

よしこ
ぱふぇ
よしこ
ぱふぇ
よしこ
ぱふぇ

よしこ
「マスター出掛けてるんで代わりに準備してましたら、壊してしまいまして・・・。
 壊れたのを見せたのでは失礼だと思い、急いで直しました。」
「それがなんでこーなるの?!」
「あれ?こんな形じゃなかったでしたっけ?」
「全然ちっが〜〜〜う!」
「あれぇ〜?・・・まあでも、前のに比べてグンと頑丈に。」
「どーすんの?!どーすんのこれ?!」
「いろいろサービスしておきましたよ?
 『すとらいく・れーざーくろー』とか『ばるかんぽっど』とか」
「な、何それ?!」
ぱふぇ
よしこ
ぱふぇ
よしこ
ぱふぇ
よしこ
ぱふぇ
よしこ

ぱふぇ

「イオンブースター装備で時速400kmオーバーの走行速度を実現しましたし。」
「そんな機能いらないよ!!大体何に使うのさ?!」
「えっと・・・そうですね、番犬代わりにでも」
「最早、アイボじゃないでしょ?これ!!」
「細かいことは気にしちゃダメです。」
「おおおおお、はーみっと君が・・・こんな姿に・・・」
「あ、似合うじゃないですか、名前。」
「あのねえ!こんなのがじゃれて来たらどうす・・・う、うわやめ」
 かぷっ!
「あ。もちろんこの子、よしこさんのこともちゃ〜んと覚えてますよ?
 ・・・あれ?よしこさん?」
スゥ
ぱふぇ
よしこ
スゥ
ぱふぇ
よしこ
スゥ
ココロ
ぱふぇ
よしこ
「ごめーん、ちょっと姉ちゃんに呼ばれちゃって・・・って、何?どうしたの?!」
「こら!離しなさい!」
「しくしくしく。」
「・・・だ、だいじょーぶ・・・?」
「口開けなさいってばっ!!」
「しくしくしくしくしくしく。」
「どーなってんだ?一体・・・。」
「私、しーらない。」
「開けなさいって言ってるでしょ〜?!」
「しくしくしくしくしくしくしくしくしく。」




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