俺は『うぃる』。 マスターである萌お嬢様の護衛を務める、Act:Dollだ。 |
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『しふぉん』とは同型機。 いつのまにやら『ぱふぇ』の名で再登録されていたが。 人間で言えば兄妹みたいなものか。 『彼女』は俺のマスターの妹、スゥお嬢様の護衛を担当している。 基本性能は大して変わらないが、俺は近接戦闘。 『しふぉん』はオールレンジ支援機として開発された。 |
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大きな違いは自己修復機能。 通常1立方cm当たり2〜4時間ほどだが、 俺の場合はそれを極限の0.04秒にまで早めている。 この性能を生かし、文字通り盾となってマスターの身を守るのだ。 |
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無論弊害もある。 活動エネルギーの大半が自己修復に費やされるため、 光学兵器などの高出力ユニットは使用出来ないのだ。 使えたとしても、極短時間に限られる。 そのためもっぱら主力となるのは、刀剣の類。 一方『しふぉん』・・・もとい、『ぱふぇ』の方は、 1立方cm当たり30分〜1時間。 俺と比べかなり遅い分、エネルギー消費も抑えられるので 超長距離用も含めた大出力ユニットの使用が可能となっている。 |
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こいつは愛用の斬鋼刀『キリュウ』。 戦車をも両断出来、自己修復機能も有する優れものだ。 このほかにはスタンガン、緊急加速用のブースターなど・・・ ・・・おっと、マスターがお呼びだ。 |
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萌 うぃる 萌 うぃる 萌 うぃる 萌 うぃる |
「うぃる。聞こえてますか?」 「あ、はい。なんでしょう?」 「ねえ、ミックスパフェが食べたいんだけれど。今すぐ。」 「しかし、もう夜ですよ?調達するにも店が・・・。 なにより、間食はさせないようにと、栄養士からも言い渡され」 「いいから!キッチンに行けば材料あるんだし、作って。」 「ですが、わたくしはなにぶん護衛用。料理はちょっと・・・。」 「え〜?ぱふぇちゃんは出来ますのに。」 「や、あの・・・・・・はい。」 |
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うぃる ぱふぇ うぃる ぱふぇ うぃる |
俺はうぃる。 萌お嬢様を『護衛』するのが使命・・・なんだが。 「ええーと、小麦粉と卵と・・・あれ?キャベツは余計だったか?」 「あの〜、うちのマスターにも呼び出し掛けられてるんですけど」 「ダミー置いてきたから大丈夫だ!」 「でもぉ〜・・・」 「いーから手伝えって!」 |
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その頃スゥの部屋では |
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スゥ |
「ぱふぇ〜。どこ行った〜?おーい?」 |