第50話 − 「アルク、受難」
さだこ
「17こ。」
さだこ
「・・・まだ3こ。」
さだこ
アルク
さだこ
アルク
さだこ
「たりない。」
「じゅーぶんです。」
「もっときる!」
「じゅーぶんですってば。」
「呪〜。」
さだこ
アルク
さだこ
アルク
芽亜
アルク
さだこ
「だってあと14こ。」
「ヤメてぇぇぇぇ!」
「さだこ、がんばるんだ。」
「頑張らなくていいからっ!」
「おっすぅ〜。なんの遊びしてる?」
「ああっ!誰だか知らないけどこのビデオオバケを止めてちょうだい!」
「呪〜?」
芽亜
アルク
芽亜
さだこ
芽亜


「止めるの〜?なんで〜?」
「この状況見ても分かんないの?!」
「ジョウキョウ・・・?」
「かずがすくないの。」
「あ〜。それなら・・・」

 ばらばらばらばら
芽亜
アルク 
芽亜
アルク
さだこ

アルク
さだこ
「ほら。アタシの方が細かくて多いよ〜。」
別に細切れ競ってるんじゃないのよっ!
「アタシの勝ち。」
「はいはい。好きにしてよ、もう・・・」
「ぜんぶで・・・5、6、7・・・9こ。
 じゃあ、のこり8こぶんあんたをきざむね〜。」
「うぇ?!好きにしてってのはあなたに言ったわけじゃなくて!」
「ふぁ〜いと。」


それからしばらくして。


スゥ
「・・・?」
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ 
スゥ
「どうしたぱふぇ。空なんか眺めて。」
「あ、マスター・・・。」
「UFOでも出たか?」
「芽亜ちゃんが『一人胴上げって何?』って言うので」
「・・・言うので?」
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ

スゥ
ぱふぇ
「実践してみたんですよ。芽亜ちゃんで。」
「・・・やったのか。」
「見えなくなってからそろそろ1時間。
 でもまだ落ちて来ないんですよねえ・・・。」
「・・・もう少し、加減ってものを覚えような?ぱふぇ。」
「はい・・・。」
さだこ
アルク
さだこ
アルク
「・・・どうきろう?」
「切っちゃダメだっての!さっさと直しなさいよ!」
「へったからしきりなおし。」
「いや、やり直せって言ってるわけじゃなくて・・・。」










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