芽亜 ぱふぇ 芽亜 ぱふぇ スゥ |
「きゃ〜!イヤですぅ〜〜〜!」 「こらぁ!ダメですよぉ、じっとしてなさいっ!」 「イヤったらイヤですぅ〜!」 「言うこと聞きなさ・・・あっ暴れちゃだめですって!」 「なんなのよ。朝っぱらから騒々しい。」 |
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「じっとしてなさいってば・・・この・・・」 「ヤですよぉ〜〜〜〜!」 「おい・・・」 「ちょ、ちょっと待っててください・・・もぉ!大丈夫ですって!」 「イヤですぅ!見知らぬ機械に体の隅々まで調べられるなんてぇ!」 「・・・何の話?」 「実は、初めてのクリーンアップなんですよ。」 「なんだ、芽亜はやったこと無かったのか?」 |
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「ええ。この際ですから、完全スキャンもついでにやって貰おうかと・・・ ちょ!こらっ!!」 「バラバラにされるんですぅ!そんでもってあんな事やこんな事されるんですぅ!」 「まあ、すでにバラけ始めてるけどな・・・それより、なんかえらい想像してないか?」 「そうなんですよ。どこから間違った知識覚えてきたのやら・・・。」 「汚されるんですぅ!もぉ、お嫁に行けませんよぉ〜。」 「・・・掃除して貰うのに汚されるって・・・て、どこに嫁に行くつもりだ?」 「もぅ!絶対に連れて行きますからねぇ?!」 |
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「じゃ。あたしは学校行ってくるから。」 「アタシも学校行くんですぅ!」 「今日は芽亜ちゃんはお休みです! って、ぽろぽろぽろぽろ脆くなってきてるでしょ?!」 「体質ですよぉ!」 「不純物混ざり過ぎなんですよ!一度キレイにして貰いなさいっ。」 |
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「綺麗に、か・・・クリーンアップしたら無くなったりしてな。悪いとこばっかで。」 |
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「うわぁぁん!きっと生きて帰れないんですぅ!」 「ああもぉ〜!ますたぁぁぁ?!」 「あ、急がないと遅刻しちゃうや。」 |
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スゥ よしこ ぱふぇ スゥ よしこ スゥ よしこ ぱふぇ 芽亜 よしこ |
「ただいま。」 「ちわ〜っす。なんか面白いことになってるんだって?!」 「マスター・・・どんな説明を?」 「いや、別に『芽亜が初めてのクリーンアップでね』って言っただけなんだが。」 「初めてって、なんか面白そうな響きじゃん?」 「そうかぁ?」 「それで、芽亜ちゃんは?」 「昼には解析始まったんで、そろそろ帰ってくる筈なんですけどねぇ。」 「ただいまぁ〜。」 「あ。噂をすれば。」 |
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「お帰りなさ〜い・・・って・・・」 「さっぱりしました。」 「・・・クリーンアップって、整形とかまでやるっけ?」 「聞いたこと無いですねえ・・・。」 「なんか頭が軽いです!」 「まあそれだけバッサリやれば、軽くもなるだろ・・・」 |
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「それにしても、まるで生まれ変わった気分です!」 「なんか性格まで変わってないか?」 「あ、スキャン結果が。えーと・・・えーと・・・」 「なんだ?なんか不良箇所あったか?」 「えーと、不良セクタ93%・・・」 「・・・それ、文字通り何も残らないんじゃあ?」 「で、ぜ〜んぶ除去しちゃって、一から再構築。データだけ移行し直したそうで。」 「・・・じゃあ、全額?」 「はい、全額です。」 |
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芽亜 ぱふぇ よしこ スゥ よしこ スゥ よしこ スゥ よしこ スゥ |
「これで心置きなく増えられますよぉ!」 「ええっ?!ちょっとそれは・・・」 「何?全額って。」 「維持費とかいちいち払うの面倒なんで、パパに頼んで一定額出して貰っててね。 で、その差分を来月の小遣いとして貰ってるんだけど。」 「・・・ぱふぇちゃん達の維持費用って自腹なの?」 「そういうこと・・・で、アタシの来月のお小遣いが消えちゃったわけで・・・」 「スゥちゃん・・・」 「・・・あんたからは借りないわよ。」 「え〜?翌月3倍返しで手を打ってあげるのに。」 「嫌だっての!」 |
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芽亜 スゥ よしこ スゥ ぱふぇ 芽亜 スゥ |
「そうそう。転校生と曲がり角でぶつかる準備も万端。」 「・・・おい。」 「自動車通学は禁止じゃあ?」 「そもそも中学生じゃ免許証取れないだろ・・・ってそうじゃなくて!」 「トースト銜えてないとダメですよ〜?」 「あ、そうか。忘れるとこでした。」 「いや、突っ込むところはそこでもなくてね?!」 |