![]() |
スゥ 芽亜 よしこ スゥ 芽亜 たまえ 芽亜 スゥ |
「あ〜!も〜!何だって中三にもなって作文の宿題なんか!」 「そうですよ〜!」 「『将来の夢』について書いてこい、か〜。」 「まったく!あたしらは小学生のガキか?!」 「そのとーりです!」 「・・・しかし、受験生に出すような題材なんだろうか?」 「困ったもんです!・・・ところで、『商材の筆』ってなんですか?」 「『将来の夢』じゃあ!」 |
![]() |
たまえ スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 |
「まあ、ロボットに将来の夢もへったくれもないだろうけどね。」 「そりゃあ芽亜には大して関係ない題材かも知れないけどさ。」 「『兄弟の布目』って何が関係あるのかわかりません。」 「だからさ。お前も少しは自力で調べるとかしろよ?!」 「はーい・・・」『Web国語辞典アクセス中...検索準備完了』 |
![]() |
たまえ 芽亜 よしこ スゥ よしこ スゥ よしこ 芽亜 |
「でも真面目な話、将来の夢なんてあんまり考えてなかったね。」 『[ 庄内の梅 ]の前方一致での検索結果 0件』 「そう?!ボクはちゃーんと考えてるよ〜。」 「へぇ〜、珍しい。」 「ちょっと!珍しいってどういう意味さっ!」 「だってよしこが率先してなんかするなんて珍しいし・・・で、何になりたいわけ?」 「えへへ〜。ボクね、プリン屋さん。」 『[ 町外の馬 ]の前方一致での検索結果 0件』 |
![]() |
スゥ よしこ たまえ よしこ スゥ よしこ スゥ よしこ |
「プリン屋って・・・素直にパティシエじゃダメなわけ?」 「プリ・・・パテ・・・プ・・・」 「えーとつまり・・・『お菓子職人』じゃダメなわけなの?ってこと。」 「ああ。最初からそう言ってよ。」 「今時パティシエで通じないなんて・・・まあいい。で?」 「うん。でね?ボクね、プリン屋さんの、容器の底にカラメル塗る仕事したいの!」 「したいの!って、また偉い限定的だな?!」 「こだわってるの。」 |
![]() |
スゥ よしこ スゥ よしこ スゥ たまえ よしこ スゥ 芽亜 |
「でも、拘るならもう少しさ・・・こう・・・」 「いいんだよ。『夢』なんだから。」 「でも・・・ってまさか、作文に書くつもりなのか?」 「あったり前じゃん!」 「さすがに別の事書いた方がいいような気が・・・」 「それは切り札にしとかないと。宿題のはもう少し手札を見せなよ。」 「ん〜、そうだね。あっさり手の内読まれるのも嫌だしね。」 「うん、そうだ。そうしろ・・・」 『[ 競売の湯葉 ]の前方一致での検索結果 0件』 |
![]() |
スゥ たまえ 芽亜 スゥ たまえ よしこ 芽亜 たまえ よしこ |
「で、たまえは?」 「わたし、世界中を旅してみたいの。」 『[ 錠剤の常 ]の前方一致での検索結果 0件』 「おおっ夢だ!夢があるっ!」 「世界中を旅して、見知らぬ人との触れ合い。」 「そ、それで?!」 『[ 腸内の脛 ]の前方一致での検索結果 0件』 「そして世界を回った暁には!」 「暁には?!」 |
![]() |
たまえ スゥ よしこ たまえ スゥ 芽亜 たまえ よしこ たまえ スゥ よしこ |
「そのコネを生かして世界征服を!!」 「・・・・・・。」 「だめじゃん。」 「冗談だってば。」 「あああ、少しでも真面目に聞いてたあたしがバカだった・・・」 『[ 詳細の揺れ ]の前方一致での検索結果 0件』 「旅したいのは本当だよ〜?」 「そうか分かったよ!旅しながらワニと格闘して、ハンドバッグなんかで一山当てる気でしょ?!」 「くぅっ!オチを読まれていたか!」 「もーあたし、お前らと縁切ろうかな・・・」 「冗談だよ〜。」 |
![]() |
芽亜 スゥ よしこ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 よしこ たまえ スゥ |
『[ 正体の尾瀬 ]の前方一致での』 「・・・そういやこいつ、何さっきからブツブツと?」 「さあ〜?」 「検索結果・・・0・・・件・・・」 「芽亜〜?」 「ダメです!全然ヒットしません!」 「まさか、言葉の意味をずっと検索してたのかぁ?!」 「でもスゥちゃん、少しは自分で調べろって言いましたよぉ?」 「うんうん。確かにスゥちゃんそう言ったよね。」 「スゥちゃんわがまま〜。」 「お前らな・・・」 |