スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 |
「・・・」 「気が付きました。」 「・・・あれ・・・ここどこ・・・て、寒っ!!」 「寒いですか〜?」 |
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スゥ 芽亜 スゥ |
「何なのよ?!この風景・・・一面雪原じゃないの!」 「さぁ〜?」 「一体何が・・・えーと・・・」 |
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確か、ぱふぇが姉貴を問い詰めたら・・・ |
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姉貴がごねて、とりあえず転送フィールドを閉じようとして・・・ |
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そしたら、芽亜がいきなりフィールドをこじ開けに走って、その結果フィールドが暴走して・・・ |
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スゥ 芽亜 スゥ |
「・・・全部あんたのせいじゃないのよ?」 「やー、それほどでも。」 「褒めてないわよ・・・」 |
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スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 |
「本当にここ、どこなの?GPSで分かんない?」 「字が難しくて読めないんですぅ〜。」 「・・・どんなナビ入れてんのよ?」 「えーと、象形文字?」 「消しなさい。とっとと。今すぐ!」 「え〜?」 |
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スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ |
「何でも良いからこの寒さ何とかならないの〜?!」 「寒いですか。まあ、南極ですしねぇ。」 「・・・何で場所知ってるのよ?」 「スゥちゃん寝てる間にうろついたら、あっちに50km程の所に南極点が」 「先に言え!つーか助け求めろ!そんなエネルギー残ってるなら!」 |
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スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 |
「で、これから先どう」 『バッテリーが切れました。充電してください。』 「・・・・・・へ?」 『バッテリーが切れました。充電してください。』 「・・・つ、使えねえ・・・」 『バッテリーが切れました。充電してください。』 |
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10分後。 |
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スゥ |
「さ、寒い・・・眠たい・・・もう・・・ダメ・・・ ああ・・・なんて短い人生。せめて布団の中で死にたかった・・・ つーか死ぬ前にせめて・・・ママのカレーもう一度・・・ |
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ぱふぇ スゥ |
「大丈夫です!この通りもしもの為の義体の準備はぬかりなく!」 「ああ・・・そぉ・・・・・・」 |
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スゥ |
「・・・って!勝手に義体なんぞ用意・・・ て、あれ?居ない・・・ はぁ〜・・・幻覚見るなんて、いよいよ・・・ ・・・ 待てよ?あいつ、あたしが死んだらデータ化してでも存続させるとかほざいてたよな?」 |
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スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 |
「ふ・・・ふふふ・・・されてたまるか・・・ こんな所でデータ化されてたまるか! 意地でも帰ってやるわよ!そのためにはまず・・・」 『バッテリーがピーとなったらご用件をお掛け直しください。』 「お前はやかましい!」 『今ならたったの!せんきゅーひゃくはちじゅーえん!』 「何がよ?!」 『ふじさんろくにおーむなく!』 |
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スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ |
「ああもぉ・・・何がなんだか」 『でまえじんそくらくがきむよう!』 「・・・あれ?喋ってるって事は、まだ電源は生きてる?」 『げーじゅつはばくはつだー!!』 「・・・・・・使える。」 『きゃ〜!襲われる〜!』 「まあそう言わずに。」 |
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リサ スゥ リサ スゥ リサ |
「・・・で、緊急電源利用して再転送した、と。」 「うん」 「でも全身凍傷な上に生身での転送でかなりヒドイ目にあった、と。」 「うん」 「そのわりには元気じゃん?」 |
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スゥ リサ スゥ リサ スゥ |
「直ったわよ。大体。」 「ちぇっ、面白くねえ。」 「帰れ。」 「なんだよ〜。姉貴達探すから手伝えって、お前が呼んだんじゃないかよ。」 「いーから帰れ。」 |