第27話 − 「いめちぇん?」
たまえ
よしこ
スゥ
よしこ
スゥ
「ちわ〜。」
「スゥちゃん居るー?」
「・・・朝っぱらから元気だな。」
「あ〜〜〜!!」
「・・・?」
よしこ
スゥ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
スゥ
「たたた大変!スゥちゃんが変身してる!」
「はぁ?」
「茶髪だよ茶髪!それに目も青いし!!」
「落ち着けよしこちゃん。あいつはもともとハーフだ。」
「は・・・はーふ?」
「簡単に言うと、母親が外人さん。髪だって今まで染めてただけだよ。」
「そ、そうなの?」
「うん。」
「・・・疑問は解消されたか〜?」
よしこ
スゥ
たまえ
スゥ


たまえ
ぱふぇ
よしこ
「もー、脅かさないでよスゥちゃん。」
「お前が勝手に驚いたんだろうが?」
「でも今日に限ってどうしたの?」
「別に?休みの時くらい素の状態で居たいと思っただけよ。
 学校では目立たないように髪染めてカラーコンタクト入れてるけど、
 正直、めんどくさくてね。」
「スゥちゃん、ただでさえ成績優秀で目立つしね・・・。」
「あ、いらっしゃいませ〜。」
「お邪魔してま・・・ええええ?!」
ぱふぇ
よしこ
ぱふぇ


よしこ
スゥ
よしこ
たまえ
ぱふぇ
「はい?どうかしましたか?」
「どうしたの、その体・・・それにリボンなんて付けちゃって。」
「ああ、これですか?リボンタイプの増設アンテナです。
 ボディの方は、改造などでごたごたになってきたんで
 今最適化処理行ってるんですよ。で、代わりにこれを。」
「・・・さいてきか?」
「要するにダイエット中ってことだ。」
「ふーん・・・」
「Act:Doll(アクティブ・ドール)でも太るんだね。」
「新規セルの構成時に細かい残骸が残るものですから・・・」
よしこ
スゥ
たまえ
スゥ

よしこ

スゥ
たまえ
よしこ
スゥ
「ねえ、『あくてぃぶどーる』って、何?」
「・・・今時知らん奴がここに居るとは。」
「ほら、よしこちゃんって5文字以上の漢文とか横文字苦手だから。」
「要は自己修復機能を持った、カスタム可能な自律型家庭用ロボット。
 うちのパパ達が開発したヒット商品なん・・・って寝るなよ!」
「・・・あ、ごめん。難しい言葉が続くとどうしても眠く・・・
 て、ぱふぇちゃんてスゥちゃんが作ったんじゃなかったの?」
「誕生日にパパから貰った最新型を更にあたしが独自に改造したのよ。」
「それは初めて聞いた・・・最新型って、普通に買うと百万以上しない?」
「・・・ぱふぇちゃん。うち来ない?」
「待てこら。」
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ


たまえ
ぱふぇ
よしこ
ぱふぇ
スゥ
「・・・まあ、それはそれとして。そのスペア、自分で作ったの?」
「はい。」
「今までよりもすっきりしてて良いじゃない。」
「でもこれ、機能がとっても貧弱で・・・オプションパーツは付けられないし、
 電源が貧相なので光学兵器も使えないし。
 自動車に追い付くのですら出来ないんですよ?」
「いや、それ普通だから・・・」
「それに高々200kgのバーベルを、両手でも持ち上げられないし・・・」
「普通、持ち上げられないよ?」
「これじゃまるで人間みたいです・・・。」
「頼む、普段はその体で居てくれ。」






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