よしこ スゥ よしこ スゥ よしこ たまえ |
「しかし、なんなんだろうねえ、あの子。」 「なんなんだろう、って、何が?」 「いや、なんか、どっか抜けてるっぽいじゃん。」 「それ言ったらよしこだって充分に・・・」 「ボク、あんなんじゃないよ?!」 「しーっ!聞こえちゃうよ・・・」 |
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よしこ スゥ 芽亜 よしこ 芽亜 たまえ 芽亜 よしこ |
「!!」 「な、何?」 「大変です。」 「今度はなにが?」 「ノートを職員室に忘れてしまいました。」 「・・・へ?」 「どうしましょう。」 「どうしましょうって・・・」 |
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芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 全員 |
「先生に、教室はどことか聞いてメモってたんですよ。」 「頭の中にも少しはメモっといてね・・・」 「はい。そうしますね・・・それで、あの」 「はいはい。ここで待ってるから、早く取りに行って来なよ。」 「いえ、あの、職員室はどこだったでしょう?」 『・・・・・・』 |
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< 職員室前 > |
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芽亜 よしこ たまえ 芽亜 スゥ |
「ありましたよ〜。」 「あああ、HRの時間がとっくに過ぎてる・・・」 「新学期早々先生に怒られちゃうよ・・・」 「今度こそ教室行きましょう〜。」 「随分気楽だねえ・・・」 |
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そんでもって、放課後。 |
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スゥ よしこ たまえ よしこ スゥ よしこ 芽亜 よしこ 芽亜 |
「こってり絞られたね。」 「はぁ・・・今日は始業式だけだったのに、なんでこんなに疲れるの?!」 「結局あの変な子のペースに巻き込まれたしねえ。」 「自己紹介じゃ『早くクラスに馴染みたい』って言ってたけど・・・」 「まあ、ある意味ではしっかり馴染んでたわね。」 「やっぱり一番の疑問は・・・」 「疑問は?」 「疑問は・・・なんであの記憶力でうちの学校入れたのかな〜って。」 「不思議ですよねえ〜。」 |
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三人 たまえ 芽亜 スゥ 芽亜 よしこ たまえ 芽亜 |
『って、いつの間に一緒に?!』 「さっきまで居たっけ?」 「一緒に帰りましょ〜。」 「家、こっちの方なんだ?」 「あっちですよ?」 「全然逆方向じゃない?!」 「始業日から寄り道してたら、お家の人心配するよ?」 「そうですねえ。では戻りましょう。」 |
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芽亜 たまえ 芽亜 よしこ スゥ 芽亜 スゥ |
「じゃあ皆さん、さよ〜なら〜。」 「は〜い・・・」 「迷子になっちゃ、ダメですよぉ〜?」 「それはこっちのセリフじゃあ!」 「そっちこそちゃんと家に帰りなよ?」 「明日居なくても、気にしないでくださいねぇ〜?」 「えっ?ちょ、ちょっとどういう意味・・・」 |
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芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ |
「あ、お早いお帰りですね。」 「・・・えーと、なんであたしの部屋に居る?」 「ご心配なく。迷っただけですから。」 「表の警備員とかメイドが何も言ってなかったけどさ、 それって、忍び込んだって事になると思うんだけれど。」 「細かいことは気にしないでください。」 「すっごく気になるなあ。」 |