第39話 − 「こんぴゅーたーうぃるす?」
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
「えっ!マスター?!あ!お、おはようございます。」
「おはよう・・・なに?そのリアクション。」
「だって、平日の7時ですよ?!起こす前に自分で起きるなんて!」
「起きちゃ悪いのか?!」
「でもぉ・・・どこか具合でも?」
「早起きで病気の心配されたのなんて初めてだよ・・・ところでさ。」
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
「はい、なんでしょうか?」
「ん〜とね。その、背中のパンダらしきものは、いったい何?」
「・・・ぱんだ?」
「うん。背中にね?」
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
「背中?」
「うん・・・ね?」
「え〜と」
「なんなの?それ。」
「んと〜」
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
「な、なんなんですかあなたは?!」
「お前なりのギャグかな〜とも思ったんだけど、やっぱ違うのね?」
「違いますよぉ〜!」
「変なウィルスにでも侵されたか?」
「きゃ〜っいやああ!いつの間にぃぃぃ?!」
「まあ今日は無理せず、ちゃんと養生してなよ〜。」
「し、至急サポートセンターへ連絡ぅ〜!」
「んじゃ、学校行ってくるよ。」





スゥ
たまえ
スゥ
たまえ
スゥ
たまえ
スゥ
芽亜
スゥ
「おはよう。」
「おはよー・・・ぱふぇちゃん?」
「どーゆー意味かなあ、たまえちゃん?」
「だって爆睡姫のスゥちゃんが遅刻しないなんて、あり得ないよ?」
「・・・誰が付けたそのあだ名。」
「あ、そうか。この後授業そっちのけで寝るつもりなんだね!」
「違うわぁ!絶対しないとは言わないけど・・・
「おはよーで〜す!」
「あ、おは・・・よ?!」
芽亜
スゥ
たまえ
芽亜
たまえ
芽亜
たまえ
スゥ
「どうかしたですか〜?」
「あ・・・いや、あの・・・」
「どうしたの?その頭。」
「はい?」
「頭がパンダに見えるんだけれど。」
「パンダですか?」
「うん。」
「やっぱあんた人間じゃないでしょ?!」
芽亜
たまえ
芽亜
スゥ
芽亜
スゥ
芽亜
たまえ
芽亜
「人間ですよぉ。これは寝癖です!」
「ね、寝グセ?!」
「寝坊したんで慌てて出てきましたから!」
「え・・・どう頑張っても、寝癖でそれはありえんだろ?」
「『現実は小説より奇なり』ですよっ。」
「いや、でも・・・」
「大丈夫!すぐ直りますから。」
「そ、そうなんだ・・・?」
「はいです!」




とかいいつつ、結局芽亜は一日あのままでした。
誰も何も言わなかったけど・・・。




スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ

スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
「ただいま〜。、その手は何?」
「お帰りなさいませ。どうも新種のウィルスらしくて現在パッチ待ちです。」
「・・・」
「もう少し解析に時間が掛かるとのことですが、
 今のところ寄生以外の被害はなさそうですね。」
「いや、あたしが聞いてるのは、なんで手に移ってるのかな〜?と。」
「切るたびに場所変えて生えてくるので、とりあえず左手で妥協しました。」
「左手?!右手のは?」
「?右手・・・?」
「いや、もういい・・・」





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