第43話 − 「元凶現る」

スゥ
 
スゥ

ココロ
「相変わらずねえ、芽亜ちゃん。」
「・・・姉貴。」
人違いですわ。
「いや、人違い言われても。」
「ワタクシは」
「な?だから言っただろ?」

スゥ
ココロ
うぃる

ココロ
「この方達、人違いされてますわよ?」
「・・・ココロ姉、一体これは」
「気にしないで。本人は至って真面目に変装してるつもりだから。」
「あの、マスター?」
「ワタクシはただのとーりすがりのパンダですわっ!」
「はいはい・・・。」
スゥ

スゥ
芽亜
たまえ


スゥ
 
ココロ
「んで、姉・・・パンダの人。一体『相変わらず』とはどういう事?」
「どういう事って、言葉の通りですわよ?」
「どこで会ってたの?あたし初めて会ったのつい先日なのに。」
「この人はおとーさまのマスターです。」
「・・・お父様?!」
「うぃるの金属素子を元に、ぱふぇちゃんが改良を重ねて
 この子を産み出したんですの。」
「えーと、つまり要約すると・・・やっぱりあんたはあたしの姉」
とーりすがりのパンダですっ!
「スゥちゃん、とりあえずそう言うことにしといてやりな。話進まないから。」
スゥ
芽亜
スゥ
芽亜
よしこ
芽亜
スゥ
芽亜
よしこ
スゥ
「しょうがない・・・芽亜、あんたはあの・・・パンダの人とはどういう?」
「学校入ったら、カレー作るの覚えるです。」
「カレーはおいといて、あの人とお前はどういう関わりが・・・」
「でもでも、ハヤシライスは作れるんです。
「それって、ルゥをカレーのにすればひとまず出来ちゃうんじゃあ?」
「難しいのです。」
「・・・変なとこはぱふぇに似たなあ。」
「なんと!教室は覚えたんですよ〜?」
「・・・なんかぜんぜん会話が成り立たないね。」
「ぱふぇの奴、まだダメなのかなあ?もう直ってると思うんだけど。」
ぱふぇ
スゥ
芽亜
ぱふぇ
たまえ
「えへへ。呼びました?」
「よし、丁度良いところに。なあ、芽亜とうちの姉」
「復活おめでとーで〜す。はい!ぷれぜんと。」
「え?何を」
「・・・ヤな予感が。」
スゥ

ぱふぇ
よしこ
芽亜
たまえ
「・・・とりあえず、発生元どうにかしないとダメだね。
 あ〜あ、また駆除やり直しか・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「ぱふぇちゃん、固まっちゃったよ?」
「喜んでます!」
「絶対違うと思うよ。」

スゥ


ココロ
スゥ

芽亜
スゥ
たまえ
うぃる
「とにかくその子、まだ学校に不慣れですから、よろしく頼みますよ?」
「質問に答えてよ!姉貴の陰謀なの?
 ぱふぇに芽亜作らせたのとか、あたしのクラスに編入したのとか?!」
「さ、ココロちゃん。用件も済んだことですし、帰りましょう。」
「じゃあスゥちゃん、あと頑張ってね〜。」
「ココロ姉まで。てちょっと!まだ質問が、つーか芽亜も連れてけ!」
「良い子にしてるんですよ?芽亜ちゃ〜ん。」
「頑張るです!」
「お、おいっ?!まさかあたしと同居させる気じゃ・・・」
「諦めなって、スゥちゃん。萌さんの性格、よく知ってるでしょ?」
「あっ。マ、マスターちょっと!」
よしこ
ぱふぇ
よしこ
うぃる
ぱふぇ
うぃる

よしこ
ぱふぇ
「待ってぇ!落ち着いてよ、ぱふぇちゃん?!」
切るです!こんなのはとっとと切るですっ!
「無駄なの経験済みでしょっ?!」
「気持ちは分かる。分かるからひとまずナイフ置け!」
はっ放してくださぁい!
「・・・な、なあ。オレ、マスターについてなきゃならんのだが、
 あと任せられるか?」
「無茶言わないでよ〜!殺されちゃうよボク?!」
切るんですぅ〜!!





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