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リサ |
「・・・相変わらず小憎らしいまでに元気ね。 ま、それでこそわたしのライバルだけどさ。」 |
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リサ |
「それにしても『しょこら』の奴はどこで何してるのよ? こっそりあいつの使えそうな技術を漏らして貰おうと思ったのに。」 |
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リサ スゥ |
「ま、なんとか連絡は取れたことだし、今後の方針を決め直さないと。 こんなんじゃ、いつまで経ってもあいつがわたしに」 「何さっきからごちゃごちゃと?」 ずざざざぁ! |
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リサ スゥ リサ スゥ よしこ リサ スゥ リサ よしこ |
「ス、スゥ!いつの間にわたしの背後に?!」 「今だけど?それよりリサ、何ぶつぶつ独り言言って」 「くっ!盗み聞きとは卑怯よ?!」 「・・・あれだけ声に出しといて盗み聞きも何も。」 「リサちゃん、こんな陽気だってのに、暑くないの?」 「パーカー羽織ってるあんたらに言われたくないわよ!」 「いや、これ春用だから見た目より通気いいし。」 「・・・いいわよ、教えてあげるわよ! このコートには様々な改造用の工具などが備わっているのよ!」 「うっわ〜、めちゃあやし〜。」 |
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スゥ リサ スゥ よしこ リサ よしこ スゥ よしこ リサ よしこ |
「なんで外に出てまで工具持参しなきゃいけないわけ?」 「何言ってんのよ!天才な乙女の常識じゃないの!」 「・・・どこの常識だよ。それ。」 「ねえ、暑くないの?」 「身だしなみよ。暑くなんて無いわ!」 「・・・なんか目的と手段が入れ替わってるような気がするんだけど。」 「まあまあ。リサは頭がいいからあたしらとは感覚が違うみたいだし。」 「そうだったね。そっとしておいてあげよう。」 「あ、おい貴様ら!どういう意味」 「帰ろ帰ろ〜。」 |
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リサ しょこら |
「ふん、行ったか。まあいい・・・それより約束の時間だけど、しょこらは」 「さっきから後ろにいるけど。」 |
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リサ しょこら リサ |
「うぉっ?!そんなところに佇んでるんじゃ無いわよ、存在感無い奴ねえ!」 「あ〜、どうでもいいから呼んだわけ教えて。今忙しいんで。」 「・・・そ、そうだったわね。えーと・・・ あ、お前。あいつからいろいろと技術をくすねて来いって言ったのに、今の今まで何を」 |
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しょこら リサ しょこら リサ しょこら |
「お〜お〜。そういやそんな指示受けてたっけなあ。」 「『受けてたっけな』じゃないわよっ!あれから音沙汰無いからどうしたのかと。」 「んん〜、ごめん。その任務は遂行不可能。」 「なっ?!廃棄されていたお前を直してやった恩を・・・ そういやお前、気のせいか、あの頃より姿変わった?」 「色々あってさ〜。ま、後は当人同士でじっくり話し合ってよ。」 |
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リサ スゥ リサ スゥ リサ しょこら |
「あ?当人同士で?お前、何を」 「・・・そぉかぁ。しょこらって、お前が関与していたのかぁ。」 「な?!スゥ!よしこ!お前達さっき帰ったんじゃあ」 「ぱふぇから聞いててね。お前から連絡あったって。」 「え?ど、どういう・・・お前しょこらじゃ?」 「だから、色々あったんだって。」 |
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スゥ リサ ぱふぇ リサ スゥ |
「ま、立ち話も何だから、とりあえずあたしの隠れ家に連行して。」 「ちょっちょっとしょこら!放して!わたしの命令が聞けないっていうの?!」 「ざんね〜ん。しょこらさん、ワタシの支配下なんですよ〜。」 「ええっ?!何がいったいどうなって」 「その辺も含めて、じっくり話し合おうじゃないか。なあ、リサちゃん?」 |