第70話 − 「散策 − たまえおんりぃ」


よしこ
スゥ
よしこ
スゥ
よしこ
スゥ
よしこ
スゥ
「次はたまえちゃん?それともぱふぇちゃん?」
「ぱふぇは大丈夫だろ。居るの三畳紀だけど。
「・・・さんじょーぎ?」
「ともかく、たまえだ。」
「・・・今度こそ近いの?」
「21世紀のアキハバラ。」
「そんなカオスな場所、ボク知らないからね!」
「・・・充分知ってるんじゃないか。」




たまえ


「ここ知っている。前に来たことあるよ。
 ま、来たついでだ。たっぷり眺めて回るか。
 どうせどうやって帰るか分からないし・・・。」
さて。まずはどこへ行くか・・・。
出来れば、大きなネコが居ないところがいいなあ。
・・・こっちの道はどこに繋がるんだろう?
神社かな?
おっと、大きなネコ・・・違った。
神田明神・・・?
大きなネコは居ないよね?
大丈夫だよね。信じるよ?

大きな絵馬。
猿が書いてある気がするけど絵馬。
ワタシもなんかお願い事するかな・・・

   セカイヨ ワガテニ!

・・・これでよし。
こっちはなんだろう?
・・・お?
ねえねえ。何してるの?
「祈ってるの。」
何を?
「世界を手中に治めたいじゃん。」
それはダメ。ワタシの願いだから。
顔が一緒でも、ダメだからね・・・?
さてお次は・・・
ネコだ!大きなネコが・・・え?ちょっと違う?
いやいや、だまされないよ・・・。
こっちは大きなよしこちゃん。
・・・はぁ。そろそろ帰ろうかな。
よしこちゃんの相手もしてやらないといけないし。
とは言ったものの、どうしようか。
そもそもここ、スゥちゃんと一緒に来ただけだし。

・・・困った時は、東神田のぼたん頼みかな。
というわけで、居そうなお店に来てみたけど、居ないな〜。
どこだろう?
おや、電話だ。もしもし・・・
・・・ワタシが探しているのを知っているなんて、凄い人だ。
なんか、ここに居るって。
ぼたんって、未成年じゃなかったっけ?
さすがワルイコ、憧れるね。
と言うわけで乱入。
大きなつまみだ。
見てるだけでお腹一杯。
あ、居た。
「やあ。」
やあ。
「帰りたいの?」
帰りたいんだ。
「じゃあ、なんか無い?今度で一周年なんだ。(04.08.01現在)」
しょうがないな。
難しいけど、なんか探してみよう・・・。




たまえ
スゥ
たまえ
スゥ
たまえ
「と言うわけでただいま。」
「どうやって帰って来た?!」
「・・・この話を捧げただけさ。」
「・・・へ?」
「うふふ。」





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