現在、A.D.2556。 |
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スゥ よしこ スゥ |
「残るはぱふぇだけか・・・。」 「タイトルからして、このままさよならーって感じがするんだけど。」 「・・・このままさよならしちゃおうかなあ。」 |
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たまえ スゥ よしこ リサ はな よしこ 萌 |
「それは・・・なかなか思い切った決断で。」 「正直、どうやって連れて帰るか思いつかないし。」 「いつもみたいにびゅ〜んって」 「さすがに2億年も任意で遡れる技術は無い。」 「ではどうするんですか?」 「そうだね・・・ま、ボクがこのまま主役って事で。」 「いえ、そう言う問題では・・・」 |
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こちら、2億2千万年前。 |
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ぱふぇ すぅ ぱふぇ すぅ ぱふぇ |
「大変ですよ!見たこともない生物がいっぱい!」 『ソウダネ。』 「ここ、どこなんでしょうねえ?」 『チキュウ。』 「・・・や、それは分かってますよ。」 |
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ぱふぇ すぅ ぱふぇ すぅ ぱふぇ |
「とりあえず状況から鑑みて、少なくとも『現代』ではありませんねえ。」 『ソウダネ。』 「今はいつ頃なんでしょう・・・」 『チキュウ。』 「・・・・・・。」 |
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ぱふぇ すぅ ぱふぇ すぅ ぱふぇ |
「えーと。真面目に会話する気、あります?」 『ソウダネ。』 「・・・・・・次、『チキュウ』なんて言ったら怒りますよ?」 『チキュウ。』 「・・・・・・はぁ・・・」 |
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ぱふぇ すぅ |
「あぁ〜ん!マスターどこですか居ないんですか居ないんですねそうなんですね きっとワタシだけ飛ばされちゃったんですね運が悪いんですねつーかオチ考えてなさそうな この展開はどうなんですかもー勝手に暴れちゃってもいいんですかそうなんですか?! ・・・・・・・・・・・・ふぅ。」 『マ、ガンバレ。』 ぷちっ |
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ぱふぇ |
「・・・負けません!きっとマスター達の元へ帰ってみせますよ! バッテリーなんて無駄に400年も保つんですからどうとでも・・・ GPS反応無いしネットも繋がらないし、少なくとも元居た26世紀じゃないのは確かですが・・・ ・・・妙に恐竜っぽいのが居るのは気のせいなんでしょうか・・・。 はぁ・・・せっかくマスター逝っちゃっても大丈夫なように義体作りましたのに・・・」 |
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再び現代。 |
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よしこ スゥ よしこ スゥ |
「どうしたの?急に黙っちゃって。」 「いや・・・なんか急に寒気が。」 「風邪でもひいた?そんなことより!ボクが主役!」 「だから。順当に行けばあたしに決まってるだろ?」 |
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よしこ スゥ 萌 スゥ たまえ はな よしこ スゥ よしこ ぱふぇ |
「一体どんな『順当』なわけさ?!」 「ぱふぇ居ないし、芽亜居ないし、次に魅力あるのはあたしだろ?」 「それは聞き捨てなりませんわね〜。」 「姉貴なんてたまにしか出てこないだろ?」 「・・・わたしの存在、忘れられてる?」 「私なんか、発言すらほとんど・・・」 「とにかく、ボクが主役!」 「しつこいな〜。」 「スゥちゃんこそ!」 「やほ〜。」 |
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スゥ 芽亜 リサ 萌 スゥ よしこ ぱふぇ |
「だから。主役張るにはやっぱりそれ相応の」 「おーい?」 「・・・?」 「やはり主役にふさわしいのはワタクシ」 「でもさ」 「ボク主役なの〜!」 「マスタ〜?」 |
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スゥ ぱふぇ 芽亜 スゥ よしこ ぱふぇ |
「・・・・・・。」 「ちわ〜。」 「ただいまでーす。」 「あ〜も〜!」 「・・・せっかく無視して次の主役決めようとしてたのに!」 「・・・やっと帰ってきましたのに、そんな扱いですか?」 |
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スゥ ぱふぇ スゥ ぱふぇ よしこ 芽亜 スゥ |
「まったく・・・・・・で、どうやって帰って来た?特にぱふぇ!」 「や〜。復活して間がないので、まだまだ記憶が色々と・・・。」 「お前・・・中生代まで吹っ飛ばされたんだぞ?」 「あ〜、やっぱりそうだったんですか?どおりで・・・ 実のところ、内蔵時計もオーバーフローしちゃってて、今が何日なのかも。」 「ねえねえ。どうやって帰ってきたの?」 「話せば特に長くもなく感動もなく。」 「・・・・・・芽亜の方が詳しそうだな。」 |
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芽亜 スゥ たまえ 芽亜 よしこ スゥ 芽亜 スゥ |
「アタシ、充電が完了して気が付くと雪原に一人。」 「あたしはとっとと帰って来たからね。 ・・・よく考えたら、何でお前あれだけ部品使われて無事なんだ?」 「まあ芽亜ちゃんだし。」 「それで。途方に暮れたので氷切り出して、かき氷作って食べてました。」 「途方に暮れてかき氷食べるの?」 「つーか南極でかき氷食うかよ、普通。」 「材料はいくらでも。」 「あー、分かったから次!」 |
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芽亜 スゥ 芽亜 リサ |
「で、しばらくは色んな味を楽しんでたのですが。」 「マテや。何を発掘している?」 「美味でした。」 「食べたのか?!」 |
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芽亜 よしこ 芽亜 スゥ |
「そしてそろそろ辺りの氷も食べ尽くすかという頃」 「相変わらず底なしだね・・・。」 「見覚えのある物を掘り出したのですよ。」 「・・・・・・。」 |
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よしこ 芽亜 スゥ 萌 ぱふぇ |
「それ・・・ぱふぇちゃんだったってわけ?」 「どうりで食べたことがあるな〜って」 「食ったことあったのか?」 「えーと、つまり・・・ぱふぇちゃん、ずぅっと南極の氷の下に・・・?」 「バッテリー保持のためハイパースリープに入ったんで、途中全然覚えてないんですよね。 気が付いたら掘り出されてたって感じで。」 |
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芽亜 スゥ 芽亜 スゥ 芽亜 スゥ |
「と言うわけで、親子愛の勝利です!」 「・・・親子愛なのか?」 「そうです!」 「食べたのにか?」 「親子愛です!」 「えーと・・・いや、もういい・・・。」 |
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リサ スゥ よしこ スゥ ぱふぇ スゥ |
「兎にも角にも、全員揃った?」 「あー。とりあえずこれで全員かな?」 「・・・主役」 「残念だが保留。」 「あ、そうだ。マスターにおみやげが」 「・・・・・・三葉虫とかなら要らんからな?」 |
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ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ ぱふぇ スゥ |
「恐竜と戯れてる時に暇してたんで、マスターがもしもの時の為の義体を造っ」 「捨てろ。」 「でも、アンモナイトとか使って」 「要らんわ!」 「他にも」 「とっとと土に返せそんな物!」 |
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よしこ たまえ よしこ リサ たまえ よしこ たまえ よしこ たまえ リサ |
「あ〜あ。せっかく真の主役になれたのに。」 「どーでもいいじゃないか。」 「良くないよ!これじゃボクの魅力が」 「つーか・・・ドタバタしてる間に夏休み突入・・・」 「そう言えば終業式・・・通知票も・・・」 「あ・・・。」 「家帰るのが怖いな。大きなネコくらい。」 「ボク、今日の夕日すら見れないかも・・・。」 「ところでリサさん。今、夏・・・」 「ほっといて。」 |