第73話 − 「高レベル?」

ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
「芽亜ちゃん、また内緒で変な演算プロセス走らせてるでしょ?」
「秘密です。」
「惚けても無駄ですよ?なんなんですか、この『しーくれっと』なんて書いてあるタスクは。」
「・・・・・・実は、ギャグを考えているんです。」
「・・・ギャグ?」
芽亜
ぱふぇ

芽亜
ぱふぇ
「学校で『無口だね、たまには冗談の一つも言ってみなよ』ってクラスの人に言われたです。」
「・・・でもそういうのって、言語処理の中でもトップクラスなんですよ?
 芽亜ちゃんのプロセッサじゃ、ちょっと能力不足じゃないですかねえ・・・。」
「だから一生懸命計算してるです。」
「そうですか・・・でもそっちばかりに処理取られないでくださいね?」
芽亜
ぱふぇ
「大丈夫です、さっき一つ結果が出ましたですよ。聞きますか?」
「『布団が吹っ飛んだ』とか寒いのは無しですよ?」
芽亜
ぱふぇ
「・・・。」
「・・・・・・。」
芽亜
ぱふぇ
「おかーさま、長い間お世話になりました。」
「まだ1年も経ってないですけどね。って、どこでそんな悪趣味なことを。」
芽亜
ぱふぇ
芽亜
「もう!こうなったら真剣に考えてくるです!」
「はあ。ま、頑張りなさいな。」
「見返してやるですよ!」



   2日後。



芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
「おかーさま!面白いのが出来ました!」
「・・・え?」
「2日前に言ってたじゃないですか。」
「えーと・・・ああ、まだ考えてたんですか?面白いギャグとやら。」
「頑張りました!」
「はい、そうですか。」
「ではいきます!」
「ついでに言っておくと、『ネコが寝込んだ』とかもダメですからね?」
芽亜
ぱふぇ
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・また図星なんですか?」
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
「やっぱりアタシは要らない子なんです。」
「だから、首吊ったくらいでワタシ達がどうにかなるわけ無いでしょ?」
「気持ちの問題です!」
「はいはい。分かりましたから今度こそもっと頑張りましょうね・・・」



   さらに5日後。



芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
「おかーさま!」
「はいはい・・・もう何も言いませんから、とっとと気が済むまで言ってください。」
「・・・。」
「大丈夫ですって。割り込みませんから。」
「・・・じゃ、いきます。」



   2時間ほど絶対零度が吹き荒れる。



芽亜
「では最後に。『隣の家に囲いが出来たんだってね。』『で?』」
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
「・・・・・・いじょ。」
「・・・気、済みましたか?」
「はい。」
「よろしい。じゃ、くれぐれも学校では公表しないでくださいね?」
「・・・ダメですか?」
「そりゃあ・・・」
芽亜
ぱふぇ
芽亜
さだこ
ぱふぇ
「なんでですか?一生懸命考えましたよ?」
「一生懸命なのは良いんですが、死人が出るレベルですよ。芽亜ちゃんのは。」
「非道いです〜。」
「呪・・・」
「あれ?誰か居ます?」
さだこ
ぱふぇ
さだこ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
さだこ
「あるく〜。おきて〜。」
「・・・ひょっとしてさっきの独演会(らしきもの)、聞いてました?」
「呪〜。」
「アタシは無実です。」
「ね?学校じゃ絶対に言ってはダメですよ?」
「でもぉ〜。」
「だって、アンデッドが死ねるんですよ?」
「おねがい〜。かっぷめんおごってからしんでよ〜?」






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