第75話 − 「始業式」



スゥ
たまえ
よしこ
「あーあ、もう夏休み終わりか〜。たりぃ・・・」
「まあ何事にも終わりは来るさ。」
「ネム〜・・・」
スゥ
よしこ
たまえ
「・・・宿題やって徹夜か?よしこ。」
「頑張って埋めたさ・・・」
「わたしも埋めたよ。合ってるか知らないけど。」
スゥ
よしこ
「ところで・・・カバンはどうしたよ?」
「え〜?ちゃんと持って・・・・・・ああっ!!」
よしこ
たまえ
芽亜
「やばっ!取って来る!」
「急げよ〜。新学期早々遅刻したくなかったらね・・・」
「がんばるです〜。」
スゥ

芽亜
スゥ
芽亜
スゥ
芽亜
スゥ
芽亜
「ま、よしこらしいっちゃ、らしいけどな。
 それはそうと、芽亜。お前は宿題片付けたのか?」
「宿題?」
「やってるとこ、一度も見掛けてなかったんだけどさ〜。」
「スゥちゃん、やったですか?」
「んな簡単な問題、8月入る前に終わったよ。」
「じゃあ大丈夫です。」
「何が大丈夫なんだ?!」
「実はどうせやるの忘れると思って、スゥちゃんのと交換しておいたのです。」
スゥ
芽亜
たまえ
スゥ 
芽亜 
「・・・・・・?!」
「さすが芽亜ちゃん。」
「えーと、つまり・・・スゥは全然宿題やってないことに?」
なに〜?!
「ご愁傷さえぶっ?!
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
ご愁傷様じゃないですよ!」
「おかーさま、空から降ってくるのは卑怯です。」
「黙りなさい!」
ぱふぇ
芽亜
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
「申し訳ありません、ワタシの監督不行き届きです・・・」
「おかーさま!手が抜けちゃいますぅ!」
「で、どうすんの?」
「はい。マスターはそのまま普通に登校してくださいませ。」
「宿題は?」
「名前欄だけ書き直してくださいな。」
「・・・アタシは?」
「これから帰って課題片付けなさい。自力で。」
「え〜?」
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
「『え〜?』じゃありませんよぉ!まったくもー。」
「じゃ、遅刻しちゃうから。」
「あ、お気を付けて〜。」
「芽亜ちゃんも遅刻〜。」
「予備のが居るでしょ!始業式なんてそれで充分です!」
「おかーさまの鬼〜!」



今でも「夏休みの友」とかあるんでしょうか・・・?




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