第77話 − 「緊急事態?」



ぱふぇ

 
「あ、そろそろマスター達が帰ってくる時間ですねえ。そろそろお夕食の支度を・・・」

とたとたとたとたとた・・・
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
大変です大変ですぅ!
「あら芽亜ちゃん。そんなに急いでどうしたんです?」
大変なんですよぉ〜!
「何かあったんですか?」
芽亜 
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
急いでたら忘れたじゃないですかぁ!
「・・・いきなり逆ギレしないでくださいよ。」
「だから大変なんです!」
「大変なことを忘れたんですか?それとも忘れたから大変なんですか?」
「アタシは何を急いでたんですか?!」
「ワタシに聞かないでくださいよ〜・・・」
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
「ひとまず、パフェでも食べながら順を追って思い出してみなさい。」
「はいです。」
「じゃ、夕食の支度してきますね。」
「アタシ、はんばーぐ!」
「・・・判りましたから、しっかり思い出しなさいね?」
「頑張るです!」
芽亜

「・・・・・・アタシ、何を慌ててたんですかねえ。
 ・・・えーと・・・んーと・・・あ!」
芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
「思い出したです、おかーさま!」
「そうですか。では、一体なんなのですか?」
アタシは何を急いでたんですか?
「・・・思い出してないです、それ。」



   その頃、話の大元は。



スゥ
たまえ
よしこ
はな
たまえ
スゥ
はな
「・・・遅いな。」
「やっぱ芽亜ちゃんに伝言頼んだのが間違いだったんじゃあ?」
「わ〜ん!放しなさいっての!」
「あの、本当に彼女、大丈夫なの?」
「まあこれ以上は死にようないから。」
「だからこそ問題でもあるんだけどね・・・。」
「・・・?」
よしこ
さだこ



スゥ
たまえ
はな
スゥ
たまえ
よしこ
さだこ
「こら〜!もう放しなさいよ〜!!」
「呪〜!」

 グルルルル・・・

「・・・遅いな。」
「暴れ出したらぱふぇちゃんじゃないと扱えないもんねえ。あのとっても大きなネコ。」
「さっきも聞きましたけど、ネコなんですか?あれ。」
「うん。」
「ネコだよ。」
「お腹壊すから放しなさいってのに!」
「呪ます〜!!」






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