第78話 − 「誕生日」



ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
スゥ
ぱふぇ
「え〜?誕生日?」
「ん。」
「でもワタシの製造日はもっと前ですよ?」
「今日はお前が、『ぱふぇ』として生まれた日だからいいんだよ。」
「あ〜、そうなんですか。」
ぱふぇ
スゥ
よしこ
ぱふぇ
たまえ
ぱふぇ
「で・・・皆さんでケーキ作ろう、と?」
「そ。」
「たまにはぱふぇちゃんに楽させてあげなくちゃ〜。」
「大丈夫・・・なんですか?そのメンツで。」
「一応本も買ってきたし、大丈夫でしょ。」
「そうですかねえ〜・・・」
スゥ
ぱふぇ
スゥ
よしこ
たまえ
スゥ
芽亜
「ま、ぱふぇは座って眺めてなよ。」
「そうですか。では、お言葉に甘えて。」
「よしことたまえは、スポンジケーキお願いね〜?」
「おーけー。」
「了解。」
「芽亜はあたしと生クリーム作りね。」
「うん。」
よしこ
スゥ
たまえ
よしこ
たまえ
「まずは。フライパンは、と。」
「え゛?」
「よしこちゃん、まずは生地作らないと。」
「次に〜、油注いで〜。」
「ちょ、ちょ・・・」
たまえ
よしこ

 

芽亜

 

スゥ
たまえ
「ねえ、こりゃスポンジケーキじゃなくて揚げドーナッツだよ?」
「アツッ!油が飛ぶ!」

つるっ

「お゛?」

どがしゃ〜っ

「あ〜あ〜あ・・・」
「アチチチチチ!」



で・・・



ぱふぇ
たまえ
よしこ
ぱふぇ
スゥ
たまえ
スゥ
たまえ
「もうすぐ完成ですよ〜。」
「最後は結局ぱふぇちゃん頼み、か・・・。」
「ごめんね?」
「気にしないでください。ワタシは『サポート役』なんですから。」
「・・・なんか腑に落ちん。」
「確かに。ぱふぇちゃんが食べる分を自分で作らせるなんてね。」
「いや、そっちの事じゃないんだ。こう、なんていうか。お約束があったような気が・・・」
「お約束?」
ぱふぇ
「あとは・・・お皿に載せ替えて〜・・・完成!」
全員
ぱふぇ
スゥ
たまえ
よしこ
芽亜
たまえ
よしこ
ぱふぇ
『・・・・・・・・・・・・』
「・・・あれ?」
「や、やっぱり。」
「そうだった・・・ぱふぇちゃん、何作ってもこうなるんだった・・・」
「あ〜。」
「プロなんです!」
「ま、ある意味才能だよね。」
「才能って言うか、性能っていうか・・・」
「あれぇ〜〜〜?!」
アルク
さだこ
アルク
さだこ
「お料理教室、参加しなかったの?」
「けーき・・・」
「なんだ、食べたいんじゃないのよ。」
「呪ま〜す・・・」






今後もよろしくお願いします〜。


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