第8話 − 「ぱふぇが二人?」
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
「まずいです、たまえちゃん。」
「何が?」
「主役の僕が2作も続けて出ていません。」
「・・・・・・よしこちゃんが主役だったっけ?これ。」
「由々しき事態ですよ。これは。」
「どうすんの?抗議デモでもやるとか?」
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
「と言うわけで、ぱふぇちゃん借りてきました。」
「唐突だね。よしこちゃん。」
「早速パフェ作ってもらうです。」
「・・・本当にぱふぇなの?これ。」
「そう聞きました。」
「いかにも『作りかけ』って感じするし・・・」
「気のせいなのです。」
「それにしても、なんか全然動かないよ?」
「おかしいですねえ・・・あ!」
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ




パフェ
よしこ
「どうしたの?」
「お金入れないとダメみたいです。」
「・・・・・・ぱふぇって・・・有料だったっけ?」
「とりあえず入れるです。」
「なんか、旅館のテレビみたい。」

  かちょ☆
  うぃーん・・・

「パフェデース。」
「あ。動きました!」
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
パフェ
よしこ
パフェ
「動いたのはいいけど・・・なんかガン飛ばされてない?」
「気のせいです。きっと。」
「そうかなあ・・・」
「さあ、ぱふぇちゃん。パフェを作るです!」
「パフェ・・・」
「そうです。おいしいの作ってくださいです。」
「カシコマリマシタ。」
たまえ
よしこ
パフェ








たまえ
「ね、ねえ、よしこちゃん・・・パフェ作るのになんでラジコンなんかを?」
「・・・道具でも・・・作るとか?」
「デハ、パフェノセイサクヲハジメマス。」

  がきょっ!
  めきっ!
  がんがんがん!
  きゅい〜〜〜ん!
  ががががががががっ!
  ばきっ!

「違う・・・絶対にパフェ作り違う・・・」
パフェ
「デキマシタ。」
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
パフェ
たまえ
スゥ
「パフェ?ねえ。これパフェ?」
「さあ・・・・・・」
「違う!絶対違う!」
「でっでも!見た目はああでも味がきっと・・・」
「じゃあ私は遠慮するから、好きなだけ食べてね?よしこちゃん。」
「え?!いや・・・あの・・・」
「ドウゾ。アタタカイウチニ。」
「や〜、温かいうち言われても・・・。」
「・・・・・・今度は何してるんだ?お前たち。」
よしこ
たまえ
スゥ
「あっ、スゥちゃん!」
「いいところに来てくれた!」
「えっ?!・・・なに?」
よしこ
スゥ
たまえ
スゥ
よしこ
スゥ
たまえ
スゥ

よしこ
スゥ
「実は、借りてきたぱふぇちゃんがおかしくなっちゃって・・・。」
「・・・借りて何しようとしたんだ?」
「それはタイヤキ奢るからひとまず置いといて。」
「・・・ゴマ餡のやつね。」
「分かったからお願い。」
「ん〜・・・一つ言える事は、だ。」
「うんうん。」
「あいつ、朝から飛行ユニット改良型の実験で飛び回ってる最中だから、
 家に居たはずないんだけどな・・・。」
「えぇ?!じゃあ借りてきたこれは何?」
「さぁ〜・・・。」
スゥ
よしこ
スゥ
たまえ
スゥ
たまえ
スゥ

よしこ
スゥ
「なあ。『借りてきた』って、どこから持ってきたんだ?」
「えーと・・・隠れ家に居た髪の長い子に聞いたら、連れて来てくれて・・・。」
「髪の長い?・・・あ〜、あいつか。」
「本当に知らないの?アレ。」
「知らない。あたしが作ったのとは少し機構が違うみたいだし。」
「ぱふぇがスペアで作っておいた・・・とか?」
「まあ、あいつの行動、最近全然読めないからなあ。
 ・・・ところで、さっきから動かなくなったようだけど?」
「30分経ったから100円切れたんだよ。」
「なんなんだ?その旅館のテレビみたいなシステムは?!」
さだこ
ぱふぇ
さだこ
ぱふぇ
さだこ
ぱふぇ
さだこ
ぱふぇ
さだこ
ぱふぇ
さだこ
「おかえり。」
「ただいま戻りました。お留守番、お疲れ様でした。」
「ともだちきた。」
「ああ、お友達が。そうだったんですか。で、どんな方が」
「かした。」
「え・・・貸した?何を貸したんです?」
「あんた。」
「え?!私を?・・・どうやって?」
「さ〜?」
「『さ〜?』って・・・」
「くくくくく・・・」




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