第9話 − 「似非ぱふぇの作り方」
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ


「で、どうするのよ?これ。」
「ぱふぇ。」
「・・・それは分かったから。これをどう処分するかってこと聞いてるの。」
「あげる。」
「要らないわよ!」
「じゃあ呪ます。」
「なんでそうなるのよ?!」

がっきょん がっきょん・・・
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ


「そもそもあんた、どこから持って来たのよこれ。」
「つくった。」
「・・・・・・あんたが?」
「うん。」
「どうやって?」
「・・・・・・しりたい?」
「え?・・・ま、まあ、そりゃ仮にもロボット作った身として知りたいけど・・・」
「・・・・・・いのち、かける?」
「ええ?それどういう意味・・・」
「ふふふふふふふ・・・」

がっきょん がっきょん がっきょん・・・
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ


「・・・そんなやばい話なの?」
「きいたところでわからないだろうけど。」
「ど、どういう意味よ?!ぱふぇ作ったあたしが理解できないとでも言うの?」
「・・・じゃ、さいしょからいう。」
「ん・・・うん・・・」

がっきょ がっきょ がっきょ がっきょ・・・
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ



ぱふぇ
スゥ
「まず、くだものとなまくりーむ、ちくわぶをよういする。」
「えっと・・・何しに?!
「それらをみきさーとでんしれんじと・・・」
「ロボット作りの話なんじゃあ・・・?」
「なべもいっしょにいれて、びでおでっきでさいせい。」
「・・・・・・待て?ミキサーと電子レンジと鍋を・・・デッキに入れた?」
「30ぷんでかんせい。」

がっきょ がっきょ・・・うぃ〜〜〜ん・・・

「そんな作り方、間違っていますよ!!」
「てめえはやかましい!!ってーかなんだよそれ?!」
ぱふぇ
さだこ
スゥ

さだこ
ぱふぇ
スゥ
さだこ
スゥ
さだこ
スゥ
「ともかくですね。パフェにミキサーなんて入れたらおいしくないですよっ!」
「もうきがえた。」
「根本的に論点ずれてるっての・・・ロボット作りよ、ロボット作り!
 材料からしてロボットが出来るわけないでしょ?!」
「うん。しっぱいした。」
「当然です!入れるならウェハースを」
「いいからお前は黙れ・・・じゃあどうしたんだ?」
「しょうがないから、ねんをこめてやりなおした。」
「・・・『念』?・・・込めれば出来るもんなのか?!」
「げんじつにできてる。」
「そ、そうなんだけどさあ〜・・・」
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
よしこ
たまえ
「大変ですよ、たまえちゃん。」
「・・・今度は何?」
「主役の僕を差し置いて話が進んでますよ?!」
「だから、よしこちゃんが主役なんだっけ?」
「せっかくぱふぇちゃんに頼んでおいた『強化外骨格』の話で盛り上がろうとしたのに。」
「よしこちゃんのリクエストなんだ・・・あれ・・・」
「で、どこが命掛ける話だったんだろう?」
「・・・知らない。」




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