第83話 − 「待ち合わせ」





公園前 − 12:00 −


レイナ
「・・・遅いなー、ココっち。まだかな?」
レイナ
「あ〜お腹空いてきた。もうしばらくしたらラーメンでも食べに行こうかな。」
レイナ

「そう言えばココっち、チケットの予約取れたんだよな?
 なんも確認しなかったけど。」
レイナ 
「てぅわ〜〜〜〜!!
レイナ

芽亜
レイナ
芽亜
レイナ
芽亜
レイナ
「なんなんだよいきなり背後に突っ立って!
 あ〜、びっくりした!」
「それはこっちのセリフです〜!!」
「こっちで良いんだよ!」
「むぅ!ああ言えばこう言う!」
「誰がだ!誰がっ!」
「しょうがないですね〜、今回だけですよ?」
「何がよ・・・そういやあんた、どっかで会った気が・・・」
レイナ
「なっ何よ・・・一体・・・」
レイナ
芽亜
レイナ
「・・・心理表現を食うなよ。」
「ん〜、ちょっと塩気が欲しいですねえ。」
んなこと知るか!!
レイナ
芽亜
レイナ
「そして戻すな!」
「アタシの好みの味じゃないです。」
「そうかい。そりゃ悪かったわね?!」
レイナ
芽亜
レイナ
芽亜
レイナ
「そもそもあんた」
「こんなとこで何してるですか?」
「あ?!何って、人と待ち合わせだよ。」
「待ち合わせですか・・・」
「・・・なんか文句でも?」
芽亜
レイナ
芽亜
レイナ
「アタシはお買い物の途中なんです〜。」
「だったら寄り道せず任務遂行なさいよっ!」
「おやつはメンデレビウムとアスタチンですよ〜。」
「何、それ?」
ココロ
レイナ
ココロ
レイナ
ココロ

レイナ
「・・・居るし。」
「あ、ココっち1時間遅刻〜。お昼奢りね♪」
「な、なんで?!待ち合わせ午後1時って言ったよね?」
「うん。」
「そうすれば、毎度1時間早めに来るあんたのこと。
 12時に行けば丁度なはずなのに・・・」
「ふっ、ココっち、何年トモダチやってると思ってるの?」
ココロ
レイナ

ココロ
レイナ
ココロ
「な、何年って・・・」
「どうせ1時間見積もって行動すると思ったわよ。
 だ・か・ら。それを鑑みて11時から来てたのよ♪」
「・・・あのな。」
「さ。お腹空いたからラーメンいこ〜。せっかく奢って貰うんだし、何にしようかな〜。」
「私か?!悪いの私なのか?!」





芽亜
ぱふぇ
芽亜
ぱふぇ
芽亜
さだこ
芽亜
さだこ
ぱふぇ
芽亜
さだこ
「ただいまです〜。」
「買えましたか?チョコスプレーとウェハース。」
「硫化水素と塩化アンモニウム、どこにもありませんでした。」
「・・・何を買いに行って来たんですか?」
「あ、さだちゃん。先に帰ってたですか?」
「・・・呪〜?」
「さっき公園で会ったじゃないですか〜。」
「しらないよ〜?」
「さだこさんなら、ずっとワタシの手伝いして貰ってましたけど?」
「じゃ〜あれは、何番目のさだちゃんだったのでしょう?」
「さ〜?」







前へ次へ戻る